さて、ガソリンエンジンの燃焼効率改善のためには、圧縮行程よりも膨張行程を長くした方がガソリンの熱エネルギーを効率的に使えるということである。いわゆるアトキンソンサイクルというエンジン形式で、これを、メカニカルではなくバルブタイミングをずらして擬似的に吸気量を減らして実用化したものが、ミラーサイクルエンジンというエンジンである。詳細は、WikiPedia等を参照してみてください。
プリウスに搭載されていることで有名である。
また、三菱のGDIエンジンに代表される、燃える部分に集中的にガソリンを供給してやる希薄燃焼型のエンジンも、ガソリンの熱効率については優秀なエンジンである。
残念ながら、Vitzのエンジンはどちらにも該当していない。VVT-iというバルブタイミング可変機構により、バルブタイミングを最適化しているようだが、カタログにも詳細は載っていない。まあ、ミラーサイクル的要素も持たせることはできるはずだが。
あと、ギア比(最終減速比)だが、もともと、車の最高速を出せるギア比をトップギアとして、発進のできるギア比をローギアとし、その間を2速または3速ギアとしてエンジンのトルク特性の範囲内において変速可能ななるべく少ないギア数で、設計されてきた。
これは、著しくピーキーなエンジンをマニュアル変速の15段くらいで制御しようとしても、実際の運転上ギアチェンジが忙しくて運転にならないからと思われる。オートマだったら問題ない気がするが、なぜか一般にオートマの方がギア数は少ない。これは、トルクコンバーターが、ある程度ギア代わりになるためと思われる。
ただ、これでは、通常の巡航運転においてギア比が高くなりすぎるので、トップギアの上にオーバートップというギアを設けてある。巡航用である。ただ、これでもギア比は一般に巡航時には高すぎるようだ。
これに対して、最近はやりのものにCVTというものがある。CVTの説明もWikipedia等を参照していただくとして、無段階変速機というやつで、これを使うともっと巡航時の回転数を下げることができるようだ。
現在乗っているカリブ(1,600CC5速マニュアル)の100km/hの巡航時のエンジンの回転数は、約3,300回転くらいである。これが、Vitz(1,500CC・CVT)だと2,000回転くらいになるようだ。ずいぶん下がるものである。逆に言えば、今のカリブは、ずいぶん不必要にエンジンを回して走っていることになる。
この回転にあわせて可変バルブタイミング制御で、最適にバルブタイミングを制御してもらえば、20km/L程度走ってもおかしくない。さて、どうなりますか、後、8日ほどすればわかることになります。
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